あらふね、ウィーンで跳ねる

しがない大学生の留学奮闘記

ウィーンの良いとこ悪いとこ

こんにちは、あらふねです。

 

気がついたらウィーンでの生活も残りわずか。

本日は、英語留学でウィーンを選択した学生目線で、ウィーンの良いとこ悪いとこについて挙げさせていただきます。

 

これからヨーロッパ圏に留学しようと思ってる方、ぜひ参考にしてみてください!

 

ウィーンの良いとこ

・治安がいい

まずはこれですね。ヨーロッパ1治安が良いかも。

歩きスマホしてても両耳イヤホンしてても、危険を感じることはあまりありません。

痴漢とかがいない分、東京都心より安全?なんて噂も。

ウィーンは週末には地下鉄が全日動いていて、"終電"という概念がなくなるのですが、夜出歩いてもそこまで危なくないと思います。

とはいえ、長距離を深夜に1人で歩くのはやめた方がいいかもしれないですね。

 

・英語が通じる

ほとんど全ての場所で英語が通じるので、はじめは英語しかできなくても、十分に暮らしていけると思います。

スーパーの肉売り場は偶に通じなかったりするかも。

ただビザ申請の時には、当たる職員によっては英語しか話せないと苦労します…私は友人についてきてもらいました。

暮らしていくのは苦労しませんが、やっぱり郷に入れば郷に従えといいますか、友人を作る上ではやっぱりドイツ語を習うことは大事ですね。少しでも知ってるのと知らないのとでは、馴染めるかどうかも大きく変わってくると思います。

ウィーン大学が開講しているドイツ語講座など、ウィーンに着いてからでも勉強するチャンスは多くあるので、ぜひ挑戦してみてください!

 

・交通網が充実、あまり遅延もしない

ヨーロッパ1便利で遅延が比較的少ない国だと思ってます。(これを書いてる日にトラムが遅延しましたが…)

ウィーン市内に住むなら、大抵は地下鉄とトラム、そして行きにくいところはバスを使えばどこでも行けます!平日日中の地下鉄は3分毎くらいで来ます。ただ、たくさん電車は来るものの、GoogleMapに表示されている通りに来るとは限らないので、時間に余裕を持って出発しないと偶に間に合わないことも。

 

・街がコンパクト

だいたいの場所に30分かからずに行けます。住んでるところにもよりますが。中心部から30分以上離れている所に住んでいる人たちは田舎者扱いされます笑

みんな近郊に住んでいるので、多くの人が爆速で帰ります。同じキャンパスで次も授業なのに、空きコマに帰ってる友人もいました。そのため、学食文化が完全に廃れています…これは文化の違いかも。部活やサークルもないから、もはや大学に残る意味とかないしね。

 

・ストが少ない

リング上のトラムはデモがあると止まってしまいますが、大掛かりなストは留学生活で一度しかありません。

その大掛かりなÖBBのストに見事に引っかかり、ミュンヘンからの帰り、ザルツブルクで路頭に迷いました。あれは最悪でした。

ストは前日に発表されていたらしいので、電車旅行前はÖBB公式サイトを確認しよう!

物価高が続いているので、もしかしたら今後、ヨーロッパ諸国のように市内交通もストが増えるかも、、、しれませんね

 

・ウィーン空港が便利すぎる(旅行しやすい!)

月イチで通うウィーン空港。

CATとかいう高速列車使わなくても都心(Wien Mitte)から約25分、しかもÖBB Vorteilescardを持っていれば片道1.9€というアクセス/コスパの良さ!

チェックインや手荷物検査にそこまで並ばない!(夏のシーズンはわかりません)

預入手荷物が毎回、異常なくらい早く出てくる!

そして、立地柄かどこへでもいけます。Ryanairも飛んでます。旅行しやすいことこの上ない。留学中にヨーロッパ周遊したい人、本当にこの空港便利ですよ。ぜひウィーンへ。

 

ウィーンの悪いとこ

・食への意識が低すぎる

Uberしようと思っても頼みたいものがない。

外食しようとしてもそそる店がない。あっても高い。

飲み会はアルコールだけ…なんでも、「店でまともな料理食べると高いから」だそうです(理由は個人差あり)。

おいおい、ウィーン人これでいいのかと思ってしまいますが、これこそ文化の違いなんでしょうね。

日本では食にこだわりのない方だった私ですが、食文化の違いは留学で最もきつかったことです。

ウィーン以外にも当てはまることですが、日本だったら冷凍食品やお惣菜お弁当に頼れるところが全く頼れない、自炊しなければ辛ラーメンしか食べるものがない、日本と同じ食材はない、食材は総じて買える最低単位の量が多め、安い外食はファストフードのみ…という環境だと、自炊が嫌いではなくても元気がなくなる人が一定数出てきます。このあたりは海外暮らしを楽しめるかにおいて重要かつ、自分ではどうしようもない要素であると考えています。

 

・スーパーの野菜が腐ってたりする

人参が全部腐ってた時は絶望しましたね。

これが嫌で市場行ってるって言ってた人もいましたが、時間がなければ近くのスーパーで済まさざるを得ないことも。

野菜や卵はしっかり吟味して買わねば。

 

・人々がシャイ

ウィーンは良くも悪くも日本っぽいんですよね。

話しかければ優しい、けど我々がイメージする海外っぽさ、「みんなが気軽に話しかけてくる」フランクさはない。

ヨーロッパ1冷たい都市なんて言われることも…

現地の友達のインスタを見る感じパリピっぽい人は少なく、みんな同じ人とばっかり遊んでいる印象。語学学校やら学部を見ても、使用言語ごとにくっついている感じです。

日本と全然違う環境に身を置く、ことを重視する人には、正直ウィーンはおすすめできないかも。

逆にフィーリングが似ているから居心地良いってとこもありますけどね。

 

・物価がそこそこ高い

体感、

スイス≒北欧>>>>>>>イギリス>オーストリア>ドイツ>スペイン・イタリア

って感じだと思います。

コロナと戦争で、従来の4倍値上がりしたものもあるそうです。

特に寮以外の住宅では、光熱費の値上げ幅がものすごいとか。ウィーン市がエネルギーボーナスっていう、半期で200〜500€の配布をしてました。私も有り難く受け取りました。

寮は光熱費込みの値段になってるところも多いのでぱっと見は分かりにくいですが、私の場合は契約後に一方的に20€上がったので、それはそれできついかも…

 

・偶に差別される

差別はどこの国でもあります。日本でも、ウィーンでも。

小さなことでいえば、ドイツ語が流暢ではない私からしたら有難いことではあるんですが、ドイツ語ペラペラな日本人にとっては、ファーストコンタクトで英語を使われるのが差別にあたるとか。

あとは、おそらく見た目を理由に、先に並んでいても店員が後から来たヨーロッパ系の人ばっかり対応していて、全然相手してもらえないとか。これは経験あります。

私は幸いまだ経験してませんが、旅行で来ていた友達は、アジア人だけにものすごく横柄な態度をとる店員にあたったとか。

何が差別なのか?を線引きするのは難しい所ではありますが…当然、母国のように快適に過ごせるわけではありません。特にアジア人はウィーンに全然いないこともあって、差別はなくてもなんとなくマイノリティ感はありますね。こういう場面にどう対応するのかをある程度考えておくのは必要かもしれません。

 

いかがだったでしょうか。

所感を述べていたら長文になってしまいました😅

留学を考えている人、ウィーンに住みたいと思ってる人の判断材料になる部分が少しでもあれば幸いです。

では!